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『シリーズ日建商事 雑感』 その3

2014年05月15日

『シリーズ日建商事 雑感』 その3

 

発注主の山形県建設課へ日参し粘り強く営業を続けたが、県の方では既に内定業者がいるようであった。

しかし一縷の望みにかけ、毎日係長と面談しながら2ヵ月間は訪問したであろう。

施工日まであと1週間となったが何も連絡はなかった。

開業して間もなく何の実績もない日建商事に、かたや県や鹿島建設では誰が考えても当然だった。

いよいよ3日前となり「やっぱり駄目か」と思っていたところ、県の係長から電話が入り、

「試験打ちをしたい」とのことだった。

相手の業者はどのアンカーを持って来るのか想像出来たので、

私は施工は面倒だがより強力なアンカーを持って行った。

各5本ずつアンカーを打ち込んだ。

相手は私の思っている通りのアンカーを打ち込んでいたので「しめた!」と思った。

県の建設課長がバールのようなもので引き抜きにかかった。始めは相手のアンカーであったが、

5本共スイスイと抜けた。

次に私の方である。力一杯抜いてもアンカーは微動だにせず、ボルトが切断しても抜けなかった。

結果、大逆転で私が施工することになった。

その後全部終了するまで半月は要した。私としては初めての事で施工中は緊張の連続であったが、

その後色んな施工を頼まれるようになった。

体育館だけでもかなりの数のアンカーを施工したし、何と言っても、これで鹿島建設の現場担当者にも

私の事を認識してもらう事が出来たのである。

(続く)