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『シリーズ日建商事 雑感』 その5

2014年05月28日

『シリーズ日建商事 雑感』 その5

 

これは後日聞いた話だが、洞下氏はその時「山形には高圧的な人間がいるものだ」と思ったそうだが

翌日アンカーは無事到着した。

洞下氏は、アンカーを送ったはいいものの、当方を全く知らないわけである。

やはり心配になり夜行列車で山形へ、現物と相前後して日建商事を訪ねて来たのである。

そして店の前まで来て、「しまった」と思ったと言う。

電話で言う割には粗末な事務所で、何もないところであったからである。

しかし、洞下氏はせっかくここまで来たのだからと、事務所に入って来た。

逆に私の方は現物だけでなく人間まで来てくれて、「助かった」と思った。

何故かと言うと、どの様に施工するのか詳しくは知らなかったのである。

そこで施工方法を教えて貰い、車で一緒に現場へ向かった。

私が工事を終えるまで、彼は終日施工現場を見ていた。

そして私の懸命な姿を見て感激してくれたらしい。「今夜一泊して、一杯ご馳走しよう。」

私も感謝しながらお酒を酌み交わし、互いの現状と今後を色々と話し合うことが出来た。

さらに、このことがきっかけで数年後『東北は日建商事』と我社をオールアンカーの

東北総代理店にしてくれたのである。

世の中、どこにどんな人がいて、どういう風になるのか、

当たってみなければ何のチャンスも向いて来ないという経験を積んだ貴重な出来事であった。

(続く)