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『シリーズ日建商事 雑感』 その7

2014年06月05日

『シリーズ日建商事 雑感』 その7

オールアンカー東北総代理店として月1回の代理店会議が東京であったので、毎月参加していた。

また東北各地の市というところは何回も訪問し、

大変な時間と労力を使って新規開拓をしながら増やしていった。

さしずめ何と言っても仙台市である。

金物屋、ボルト屋、設備や電材店、塗料店等を探しながら色んな所にPRに行ったが、

その頃の仙台の業者から「山形からか?」「逆だろう」とよく言われた。

仙台という東北の中心地としてのプライドがあったのかもしれない。

しばらく時間はかかったが、やがて仙台営業所開設のきっかけがやってきた。

前にも書いたパイオニアの天童工場(山形県)の現場に仙台からある設備業者が施工に来ていた。

おかげで配管用の吊金物など、かなりの量を買ってもらう様になった。

売掛金は毎月現金で支払ってもらっていたが、最後の分がどうしても払えないと社長が

事務所に交渉に来たのである。その時に仙台進出の話をしたら、その社長いわく

「我社の事務所を使え。電話も使っていい。貸事務所だったから家賃はいらない。

机、その他も皆無料で使用していい。」

とのことである。その設備業者は現場単位で働くジプシー的な設備屋であり、

事務所は名目的に置いているだけで全く使用していなかったのである。

払えない売掛金がわりとして申し出て来た好条件であった。