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『シリーズ日建商事 雑感』 その13

2014年06月25日

『シリーズ日建商事 雑感』 その13

冬季間の出張は大雪が降るので当然列車で行くことにした。

ある時、盛岡発午後3時頃の列車で八戸に向かった。

予定通り行けば八戸には午後6時前には到着するはずである。

しかし、盛岡は猛吹雪で荒れていた。列車も途中で停車を繰り返しながらのもどかしい走り方である。

6時どころか、10時を過ぎても八戸はまだ先であった。

これは列車内で一晩過ごす事になるかと覚悟を決めていたが、深夜1時半にようやく八戸に到着した。

下車する客は3名のみ。私は降りたはいいが、ハタと困った。泊まる場所の予約をしていなかったのである。

改札の駅員に旅館の所在を聞いたが、「お客さん この時間では無理だ」と言われ益々困窮した。

外は猛吹雪がやまず積雪もかなりのものであり、何しろ真っ暗である。

そんな時、私の様子を見て同じ駅にいた一人の若者が声を掛けて来た。

「よかったら私の行く近くの旅館に頼んでみるから行ってみないか?」

後でわかった事だが、25歳くらいの松下電器産業の営業マンであった。

( 続 く )