先月、山形市内にある霞城公園に行って来た。
城内は沢山の花見客で賑わっていたが、一角に老朽化によりいずれ
建て替え予定の県立体育館が建っていた。
以前この雑感でも紹介したように、我社が始めて公共物件でアンカー施工を手がけ、
創業期のスタートを切れた記念すべき建物である。
その時は高校生が部活で一部使用していたが、中に入ってみた。
アリーナ・スタンドとも暗く、よく見えなかったが、
手触りでスタンド席の椅子の脚元を探りかつてアンカー施工をした場所を確認した。
ステージ以外の3方を囲むスタンドには、1,000脚以上の沢山の椅子が設置されており、
当時のアンカー施工の大変さが偲ばれた。
ゼロから新たに産み出す力と既にあるものを引き継ぐ力とは、
まったく異質なものであるという。
環境や運はその企業の事情を考慮してはくれない。
まさに変わらないでいる為には、常に変わる努力をしなければならないということである。
更新日:2016.5.13